長野市で食べられている蜂の子料理

豊富な栄養分が含まれている蜂の子は主にクロスズメバチの幼虫で、貴重なたんぱく源として長野市をはじめ岐阜や静岡など複数の地域で食べられています。蜂の子は長野市ではスーパーで手軽に購入出来る食材のひとつで、スガレ・スガル・スガラとも呼ばれています。炊き込みご飯の具として入れたすがれ飯、もしくは蜂の子飯、砂糖・醤油・みりん・酒などで佃煮や甘露煮にした常備菜、油炒め、味噌とともにすりつぶして味噌あんにしたりと幅広い郷土料理に利用されています。長野市では多くの店で蜂の子料理をメニューに加えています。昔ながらの食事処やそば屋ならほぼ確実に食べられます。また缶詰や瓶詰でも販売されているので、地方に住んでいても食べることが出来ます。

 

長野市で蜂の子が庶民の食卓に日常的に登場した理由のひとつは、良質なたんぱく質と豊富な栄養素が含まれていたからと言われています。主な栄養分はたんぱく質ですが、他に必須アミノ酸が9種類全て含まれています。配合量を比較するとローヤルゼリーの約3倍は含まれています。鉄分、亜鉛、マグネシウムなど一般的な食材からだけでは摂取しにくい、ビタミンやミネラルがバランスよく含まれているのも特徴です。天然のサプリメントと言えるほど栄養分が豊富なので、ご飯の友として毎日欠かさずに食べるようにすれば、美容と健康に良い効果をもたらします。たとえば免疫力がアップされると風邪や病気にかかりにくくなりますし、抗酸化成分は脳の活性化や美肌の回復に有効です。交通機関の発達によって山間部にも新鮮な食材が届けられるようになったことで、蜂の子を採取する人や日常的に食べる人は減っています。郷土料理から珍味と呼ばれるようになり、口にする機会も少なくなっています。