蜂の子は漢方薬としても有効

蜂の子は珍味として知られていますが、日本では食品として食べる習慣のある地域はさほど多くはありません。中国では食品というよりは東洋医学の考え方に基づいて利用されることが多く、いわゆる漢方薬として用いられています。たんぱく質が多く含まれていることもあり、たんぱく質の組成成分であるアミノ酸も豊富に含まれています。人間に必要なアミノ酸の種類は必須アミノ酸9種類、非必須アミノ酸11種類で、非必須アミノ酸が体内で生成されるのに対して、必須アミノ酸は食品などから摂取する必要がある栄養素です。蜂の子には必須アミノ酸が9種類全て含まれているので、毎日の食事に加えれば健康維持に役立ちます。

 

豊富な栄養素を含む蜂の子を漢方薬として取り入れると、それぞれの成分によって幅広い効果が期待されます。得られる効果は幅広いです。アミノ酸のなかのアルギニンやアスパラギン酸は血行促進の効果があるので、貧血、抜け毛、冷え性の改善に役立ちまし、亜鉛は味覚障害の予防や生理不順の改善に効果があります。またカルシウムは骨粗鬆症の予防として有効です。

 

最も注目されているのは、自律神経の乱れが原因の耳鳴りの改善効果で、アミノ酸がバランスよく配合されているのが良い効果を生んでいると考えられています。臨床実験においても改善の効果が報告されているため、耳鳴りの症状があって聞こえが心配なら漢方専門のクリニックや薬局で相談すると良いでしょう。漢方薬の処方は、個々の体質や症状に合わせて、複数の生薬をブレンドしてくれます。耳鳴りにも様々な症状があるので、問診票の記載もしくは問診時には出来るだけ詳細に症状が説明出来るように準備しておくとよいでしょう。